スティーブ・ライヒの世界-その6。複雑化する和声。ライヒ:「スリー・ムーブメンツ」

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年代を追って紹介しているわけではないのですが、ハーモニーが比較的複雑で、不協和音とはいかないまでも、どちらかというと短調に傾いている時期の作品です。タイトルの通り三つの楽章からなります。リズムは比較的単純で、一連の「フェーズ」シリーズのように少しずつ少しずつずれていくということはなく、特にこの作品では全体が一斉にリズムを変えていく体を成しています。

第1楽章

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時代に先んじ過ぎた?ショスタコーヴィチ:交響曲第4番

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ショスタコーヴィチといえば代表曲は第5番。当然それ以前に発表された曲と考えるのが普通ですが、作曲されたのは1936年ころと思われるのに初演は1961年。なんと25年ほども後のことなのです。第5番の初演が1937年ですから、いかに発表が遅れたかがわかります。

実はショスタコーヴィチは1936年に発表したオペラとバレエでソビエト当局の批判を受けて非常に危険な立場にいました。おそらく独裁者のお気に召さなかったのだと思います(ソルジェニーツィンの著作の中で、独裁者が「第5番」を聴きながら心の中で快哉を叫ぶシーンがあります。心の中なのであくまでもフィクションなのでしょうが、まさに作曲者の首がつながった瞬間です)。当時のソビエトではこんなことで粛清されてしまうことが珍しいことではなかったのです。欧米の影響を受けていると判断されただけでも批判の槍玉にあがります。ショスタコーヴィチは何とリハーサルまで終わっていたこの曲の楽譜を回収し、初演を断念します。身の危険を感じたからでしょう。さて一体どんな音楽だったのでしょうか?134名の大所帯です(彼の最大規模)。

狂ったように疾駆するフーガ(フガート)。これでも指定のテンポより遅いらしい。

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何かが、何かが、何かが迫ってくる。マルティヌー:2つの弦楽オーケストラ、ピアノとティンパニのための二重協奏曲

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実のところそれほど聴きこんできた曲ではありません。でもどこかで聴いていて、最近になって曲名がわかりました。そしてはまってしまいました。マルティヌーは軽い曲も書いていて、「キッチン騒動」とか、軽妙洒脱なイメージを持っていました。フランスかな?などと勝手に思っていましたが、チェコの作曲家であることを改めて知りました。どうもプーランクと混同していたような…。

この曲は私の持っていたマルティヌー感を完全にひっくり返してくれました。シリアス、沈痛、晦渋、激昂。そして、もしこの曲の構成がチャイコフスキーの弦楽セレナードにインスピレーションを受けたといわれても(誰もそんなこと言ってないと思いますが)、私には意外でも何でもありません。もっとも方向性は全く逆を向いているのですが。

第二楽章 ラルゴ

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天才の最後から二番目の交響曲のテーマは「悲喜」なのか? モーツァルト:交響曲第40番

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「名曲名盤」という割にはマニアックな曲目に偏っているとの見方もあるこのサイト。ここらあたりで間違いのない名曲、モーツァルトの交響曲第40番にスポット・ライトを当ててみたいと思います(先回登場時は39番との比較でした)。

ほぼイントロなしの冒頭のメロディーを聴けば誰もが「あぁ~」と知っている名曲中の名曲。「もの悲しいロマンティックな曲ね」、という感想が多いと思われます。では全四楽章よく知っているかというと意外にもというか「えっと、どんなメロディーだったっけ?」となってしまうことも。学生時代に友人が、ものの一分も聴かないうちに「もういいや」「えっ、なんで?」「いや、もう最初のテーマ終わったから」。おいおい『愛のオルゴール』じゃないんだぜ(フランク・ミルズさん、ごめんね)。

演奏にもよるのですが、じっくりと聴くと深~い味わいとともに謎めいた印象をもおぼえるこの曲。少し語らせてくださいませ。

リッカルド・ムーティによる、抑えたテンポの第一楽章

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夜の静寂をやさしく包み込む。レスピーギ:「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲

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  1. イタリアーナ
  2. 宮廷のアリア
  3. シチリアーナ
  4. パッサカリア

の4曲からなる組曲です。「リュートのための」となっていますが、これはレスピーギが古いリュートのための曲を編曲したもので、リュートは使いません。第3組曲は弦楽合奏あるいは弦楽四重奏の演奏もあるとのこと。

やさしく眠りにいざなってくれること請け合いです。

特に第3曲のシチリアーナは誰もがどこかで耳にしているはずです。

第3楽章 シチリアーナ

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