今回もクラシックではありません。そして基本、演奏家の紹介です。ジャンル分けしにくいですが、ヒーリング系でPOPです。
二人とも一本のギター(使い分けはするとして)で得も言われぬ世界を描き出してくれます。押尾コータローの名前は既にお聞き及びのことと思いますが、トミー・エマニュエルの名前は日本では比較的知られていないかもしれません。私の思い込みかもしれませんが。
共通して言えるのは、リラックス効果の高さと、やる気・元気が半端なく出るところです。リズムに乗った激しい曲もあれば、音数の少ない癒し系の曲もあります。
まず年長のトミーさんですが、コンテンポラリー・カントリーともいえるかもしれません。私が初めて知ったのはTV番組の「世界の車窓から」で流れていたのを聞いて、すぐ画面に飛びついてアーティストと曲名をチェック。ネットで調べたところすぐに見つかりました。「モンバサ」という曲でした。暖かい気候、日の光を感じるややエキゾチックで心地よい音楽です。すぐに、今日紹介する「Only」と、二枚組のライブ盤を購入しました。
一方の押尾さんですが、音数の多さがすごいですね。本当に一本のギターで弾いているのかと思うほど、音符の満ち満ちた演奏がド迫力です。楽譜も出ていますが、ギターを弾く友人によれば、それはもう難しいとのこと。聞くまでもなかったですね。とある番組に出演していた彼は、気さくなあんちゃんといった風情で、親しみを覚えました。
いずれ劣らぬスーパーテクニシャン、そんなお二人ですが音数の少ない曲にもとても素晴らしいものがありますので、紹介いたします。
まずトミー・エマニュエルの「Only」というアルバムに収録されている、「The Robin」という曲です。
音数は・・・少なくもないかなぁ、とにかく易しいという意味ではありません。「モンバサ」が一応代表曲のようですがテンポのしっかりした曲が多い中、歌心が素敵です。
押尾コータローのアルバム「STARTING POINT」も大急ぎで買いましたが、その中に「木もれ日」という曲があり、いつまでも耳に残る哀愁を帯びたメロディーにため息。私のイメージする木もれ日の映像は、海の見える公園の木の葉から地面にこぼれるオレンジ色の光。海もオレンジ色に輝いています。
いかがでしたでしょうか?二人ともギターの腕もさることながら、作曲の才能がすごいですね。押尾さんはカバーもいろいろ出していますが、すっかり自分のものにしていますね。トミーもおなじみの曲を演奏しています。
好きなギタリストは多いです。以前紹介したロックのスティーブ・ハウもその一人。私の父親がクラシックギターが割と上手でした。少し習っておけばよかったかな?ギターは形見にひっそりとしまわれています。
なんとタワーでは「Only」は入手不可。信じられないです。代わりに二枚組のライブ盤を推薦します。「モンバサ」のご機嫌バージョンが入っています。ただ、「The Robin」が入っていないのが残念。
「ゴキゲン!」という言葉がぴったり。聴衆も沸きに沸いています。
一曲目の出だしからノックアウトされます。にしても高いですね。プレミアでもついているの?
こちらの二枚組には別バージョンの「木もれ陽」が入っています(試聴機のバージョンです)。私は基本的にはベスト盤でないアルバムが好きです。バランスをとって制作されているので。
ボーナストラック5曲入りの再発売品となっています。
こちらで購入したほうが安いかもしれません。上記の盤と同一かどうかは不明です。さすがに初版はもうない気がしますが保証は出来かねます。いずれにしても必携!
タワーよりちょっと安かったので。
もう14年も経つんですね。メジャーとしての出発点を今一度。彼はどんどん新しいCDを出しています。はずれはありません。元気を出して、さあ行こう!
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