ドボルザークといえば、第9番「新世界より」が圧倒的に有名で、第9番ももちろんおすすめですが、第8番はCDも同じくらいたくさん出ているし、メジャーな曲です。
若干「新世界より」の陰に隠れているような気もするのですが、私の一押しです。
全編明るさに満ちています。短調の部分でさえ暗さ・重さを感じません。のほほんとしていると言われれば返答に窮しますが、緻密に書かれており、無駄な個所がなく、総体としてのまとまりが光ります。
夜明けを暗示するような曲調に始まり、鳥のさえずり、田園風景(?)を渡る爽やかな風、小川の流れ。こう書いてくるとベートーヴェンの「田園」をも思い出させられます。曲のベクトルが常に幸福に向かっている、とでも言えばよいのでしょうか。まさに名曲です。
この曲でしたらYoutubeでもそれなりに楽しめると思います。音質と迫力は犠牲になりますが。
CDは数が多いので迷いますが、お得で(恐らく外れなし)お勧めは今のところこんな感じです。
まずは正統派、
CREST 1000(451) ドヴォルザーク: 交響曲第8番&第4番 / ヴァーツラフ・ノイマン, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
やはり国民性、民族性豊かな作曲家ですから、近しい感性を持っている演奏家の盤をまず第一に。
(1,080円)
そしてスタンダード。、
端正な演奏です。カラヤンには変なてらいのようなものがなく、曲が出来立てのまま、そのまま供されるように感じます。軸にぶれのないスタンダード足り得るCDと考えます。「新世界より」も付いてお得ですし、ぜひ。
(1,851円)
実はまだ聞いたことがないのですが、豪快な指揮をします。期待できます。二枚組でお得。
(2,149円/セール1,762円)
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