謎解きよりも、ただただ至福の時に身を委ねて。エルガー:エニグマ(謎)変奏曲

Katrin B.によるPixabayからの画像
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まだまだ寒さが厳しいですが、ふとした瞬間に春の気配を感じる季節になってきましたね。温かい紅茶でも淹れて、ただただ幸福感にどっぷりと浸りたい……そんな気分になることはありませんか?いつものようにクラシックに癒やしをもらうのはいかがですか?

今回は、そんな時にぴったりの1曲をご紹介します。イギリスの作曲家、エルガーの「エニグマ(謎)変奏曲」です。

「謎」というミステリアスなタイトルがついていますが、曲自体は決して難解ではありません。エルガーの妻や友人たちを一人ひとり音楽で描写した、愛と友情に溢れるとても温かい作品なのです。特に有名な第9変奏「ニムロッド」の、静かな祈りから始まり、胸がいっぱいになるような壮大なクライマックスへと向かう美しさは筆舌に尽くしがたく、聴く者を圧倒的な幸福感と安心感で包み込んでくれます。リラックスにもいろいろな種類があると思いますが、本作がもたらすのは「満たされる」種類のリラックスです。それぞれの変奏には楽しいエピソードがあるようですが、むしろエルガーの人となり、愛妻家として、また友人たちとの爽やかな交流を彷彿とさせ、温かな気持ちに包まれます。

一枚目は、ジョン・バルビローリ指揮/フィルハーモニア管弦楽団の録音です。バルビローリならではのたっぷりと歌い上げる情感豊かな演奏は、この曲の持つ「温かさ」や「至福の時」を味わうのにこれ以上ない一枚として、長年多くのファンから愛されています。 もう一枚は、コリン・デイヴィス指揮/ロンドン交響楽団の盤です。こちらはより端正でありながらスケールが大きく、イギリス音楽の王道を行く名演であり、全曲を聴き終えたあとに爽快な幸福感が残ります。こちらは手に入れば是非、というエイドリアン・ボールトの指揮するロンドンの精鋭たちによる演奏です。エルガーと直接交流があったボールトによるもので、内側からじんわりと滲み出る、イギリスらしい気品ある情感が胸を打ちます。ホルストの「惑星」も入っています。むしろそちらが主かな ? ボールトが初演者なんですね。そして最後にご紹介するのがレナード・バーンスタイン指揮/BBC交響楽団 「ニムロッド」における極端に遅いテンポと息の長い旋律は、涙腺を崩壊させるほどの圧倒的な感情のうねりを持っています。思い切り涙を流したい夜に最高の一枚です。

先日(2月12日〜13日)、タワーレコードのオンラインショップ限定でポイント15%還元キャンペーンがあったばかりですが、こういった「一生モノ」の名盤は、ふと思い立った時に手元に置いておきたくなるものです。

心が少し疲れた時、あるいは幸せな気分をさらに深く噛み締めたい時、いまのあなたに必要なのは、この「エニグマ」かもしれません。

ぜひ至福の音楽に身を委ねてみてください。

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