三つの楽章からなる交響組曲です。学生の頃から好きでしたが、「名曲紹介」の本を読んだくらいで、背景は全然知りませんでした。各楽章についている地名からも地中海が舞台であることがわかりますが、知っているのはローマくらいなもので、しかも題名が「寄港地」なのに「○○から○○」という風に航海中であることを示すサブタイトルに「?」でした。というわけで、細かいことはWikiを参照、ということにさせていただきます。
第一曲はゆったり、時々激しく、またゆったり。第二曲はエキゾチックで眠りを誘い、第三曲でしっかりと元気を取り戻します。ハイテンションなラストはまさに格好いいの一言。
Wikiによるとタイトルに「交響組曲」なる表記はなく、各楽章にもタイトルはないそうです。しかし現在は各楽章に、
- 「ローマ~パレルモ」
- 「チュニス~ネフタ」
- 「バレンシア」
と表記するのが普通です。
第一曲は、海の情景に始まり、街の賑わい、再び海の情景です。うっとりと心惹かれる情景です。ここで緊張した心をリラックスさせましょう。そして第二曲で短い仮眠をとるのはいかがでしょうか?この曲は7拍子ですが、オーボエのエキゾチックな旋律のせいか違和感はありません。そして第三曲、スペイン東部のバレンシアの情景はスペイン舞曲で描き出されます。大変活気があり、元気がもりもりわいてきます。最後は興奮の坩堝で終わります。
全体を通しても比較的短時間で気分転換を図れること間違いなしです。疲れをとって次の活動を始めましょう。
どちらも同じ内容で、SACDハイブリッドかどうかの違いです。ドビュッシーの「海」でも推薦できたかもしれませんね。海の曲が続きます。
パーヴォ・ヤルヴィの父、ネーメ・ヤルヴィもなかなかやります。「寄港地」の他は映画音楽も含めてマイナー。イベールその人にご関心があればお勧めします。
タワレコと同じものです。
こちらも同様。「寄港地」に高い評価をしている方がいますね。そうでしょう、そうでしょう。
交響組曲『寄港地』、祝典序曲、架空の愛へのトロピズム ジャン・マルティノン&フランス国立放送管弦楽団 ¥1,590
CDです。
サン=サーンス:交響曲第3番『オルガン付き』、ドビュッシー:海、イベール:寄港地 ミュンシュ&ボストン響
SACDです。
サン=サーンス:オルガン付き、ドビュッシー:海、イベール:寄港地 ミュンシュ&ボストン響
CDです。
寄港地、祝典序曲、ディヴェルティスマン、交響組曲『パリ』、他 ネーメ・ヤルヴィ&スイス・ロマンド管弦楽団
SACDです。
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