原題を”A Rainbow in Curved Air”といいます。
テリー・ライリーは、’70年代以降から日本でもよく紹介されるようになりました。
いわゆる「ミニマル・ミュージック」の草分け的存在の一人で、不確定要素や即興的な要素を含む傑作を残してきました。
他には、”in C”、つまり「ハ調で」という曲でよく知られれています。
“in C”はネットでも楽譜が入手できるので、その気になれば仲間とともに楽しむことができます。楽譜にはたくさんの断片が書かれており、皆が思い思いにその断片を繰り返します。もちろんいくつか規則がありますが、演奏する都度、内容も長さも違ってくるという楽しい曲です。
一方「虹」については、彼自身の電子オルガンの多重録音(?またはディレイマシンなどの機器を使用して?)で作成されたと思われますが、おそらく楽譜もなければ再現もできないでしょう。彼のいろいろなアルバムの中にカップリングされています(どうやら別テイクが発売されるようです。CD紹介をご参考に)。
こちらの曲の調子は一言でいうと「楽し・不思議」でしょうか。比較的短めの曲ですが、低音部が同じ音型を繰り返しつつ(このあたりパッサカリアのようですね。バッハとはずいぶんとまあ雰囲気が違いますが)、電子オルガンの機能をフルに使って何とも言えない温かみのあるサウンドが心を癒します。
彼は日本の万博でも一人でオルガンを何時間も弾き続けるパフォーマンスを行いました。
YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)がパクった(本人たち談)クラフトワークのそのまた少し上の世代ということで、流れとしてはポップ、ロックの要素を色濃く含んでいます。
虹が曲がった空間にあるということは、直線に見えるのでしょうか?
たまには気分を変えて、歪んだ空間の中をふわりと漂ってみるのはいかがでしょうか?
お気に入りのラグ・カーペットにゴロンと横になりながら。
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Terry Riley: A Rainbow in Curved Air
こちらがもともとのジャケットのものです。在庫僅か。(2,140円/セール1,504円)
Terry Riley: A Rainbow in Curved Air
内容は上記と同じで、リマスター盤のようです。(2,581円/セール2,116円)
ちょっと驚いたのですが、二枚組で一枚まるまるこの曲になっています。ということは別の機会の演奏なのでしょうか?未聴です。(2016/08/31販売予定。3,553円/セール3,020円)。
並びはタワーと同じです。初出の際のジャケット。アマゾンが安いですね。(1,490円)
爽やかな笑顔ですが、ちょっとユーモラス。(2,791円)
71年西ドイツ未発表ライヴ音源なのだそうです。それは聴いたことがないのは当たり前でした。(3,672円)
既存のものより長々と入っているのでしょうか?だとしたらとても聴いてみたいです。ジャケットが不気味です。
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