現代音楽

クラシック

風の音を聴くように、波の音を聴くように。 デュティユー:メタボール

1. 楽曲の背景と魅力アンリ・デュティユー(1916-2013)は、20世紀フランスを代表する作曲家の一人です。ドビュッシーやラヴェルが築き上げたフランス音楽の豊かな伝統を受け継ぎつつ、現代的な響きと精緻なオーケストレーションを融合させ、独...
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現代音楽

音を楽しむ、それが音楽。そしてそこに静寂も。武満徹:地平線のドーリア

日頃より「名曲名盤.net」をご愛読いただき、誠にありがとうございます。今回紹介しますのは、日本の現代音楽が世界に誇る巨匠、武満徹が遺した珠玉の作品「地平線のドーリア」です。聴き手の意識を静かに深淵へと誘うこの作品は、まさに精神を集中させ、...
現代音楽

鳥の鳴き声が音楽に聞こえてきます。メシアン : ニワムシクイ

1. 楽曲の背景と魅力「自然は芸術を模倣する」という言葉があります。絵画が外界の風景に対する新しい視力をもたらすように、音楽もまた、私たちの身の回りにある音に対する聴覚を刺激して、新たな体験を生み出させることができます。一方、カッコウを例に...
現代音楽

ミニマルミュージックの御三家、フィリップ・グラス入門。グラス:「ダンスピース」

初稿 2016年11月17日元気が欲しい時どんな曲を聴きますか?こちらは元気が出ること間違いなしの、バレエのためのコンピレーション・アルバムです。再びアメリカ音楽で、今回も基本、CDのご紹介になります。これはちょっと異色。作曲者自身が自作か...
現代音楽

スティーブ・ライヒの世界-その7。光を探し求めて。ライヒ:「砂漠の音楽」

だんだんと陽が短くなり始め、肌寒い日もでてきました。あんなに夏の暑さに苦しめられたのに、やはり寒くて暗いのは苦手だなぁと勝手なことを思ったりします。そんな中、苦悩の内に一筋の光が差してくるような音楽を一曲。ライヒ(そろそろ正しい発音、ライク...
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現代音楽

集中力を高めよう。シェーンベルク:「管弦楽のための5つの小品」

今回は、時代は前世紀初めのものですが、内容的には現代音楽に分類します。とはいえ、ハチャメチャに大騒ぎをしたり気をてらったりしたものではありません。この曲を聴くと非常に集中力が研ぎ澄まされる気がします。シェーンベルクは、12音技法(12の音程...
現代音楽

スティーブ・ライヒの世界-その6。複雑化する和声。ライヒ:「スリー・ムーブメンツ」

年代を追って紹介しているわけではないのですが、ハーモニーが比較的複雑で、不協和音とはいかないまでも、どちらかというと短調に傾いている時期の作品です。タイトルの通り三つの楽章からなります。リズムは比較的単純で、一連の「フェーズ」シリーズのよう...
現代音楽

冬のぬくもり。イーノ/バッド:「The Plateaux of Mirror」

今日になって急に寒さが増してきました。明日から12月。いよいよ秋から冬へ向かいます。紹介するCDはジャンルで言うと"アンビエント"ですが、ここではとりあえず現代音楽のカテゴリに分類しますね。邦題は「鏡面界」、直訳すると"鏡の高原(複数形)"...
現代音楽

音楽って何だ!武満徹とお友達。クセナキス:「テルレテクトール」

今回はまた現代音楽です。というともう聴く気がない方もおられるかもしれませんが、以前に紹介した「ノモス・ガンマ」によく似た演奏形態で、はるかに耳当たりの良い曲です。といっても、それほど轟音ではないという程度ですが。静謐な音楽で知られる武満徹と...
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現代音楽

打楽器独奏曲の一押し。テンション・アップ、集中力アップにも。クセナキス:「サッファ」

集中力が途切れがち、ついぼんやりしてしまう、といったときに注意深く聴くと思考が鋭敏に研ぎ澄まされていく、そんな曲をご紹介します。全体に音で埋め尽くされながらも、中間部は日本の「間(ま)」を感じさせる作品です。打楽器独奏曲の名曲中の名曲です。...
現代音楽

音楽のバッド・ボーイ再び。ジョージ・アンタイル:「ジャズ・シンフォニー」

「バレエ・メカニック」で紹介した"Bad boy of Music"ことジョージ・アンタイルです。その時にも触れましたが「ジャズ・シンフォニー」をもう少し詳しく紹介したいと思います。「ジャズ・シンフォニー」と聞くと大概の方は「ああ、ガーシュ...
現代音楽

「解答が存在しない」のか、「返事がない」だけなのか、それが問題だ。アイブズ:「答えのない質問」

英語の題名は「Unanswered question」なので、単に答えが返ってこないと言う意味に取れそうですが。比較的聴きやすい(美しい?)現代音楽です。アメリカ人作曲者のアイブズはきちんと大学で音楽教育を受けながらも、「不協和音では食べら...