もう一本、栄養ドリンクいっとく?グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲

Southern California Brass ConsortiumによるPixabayからの画像
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落ち込んだ心にぐっと活力を入れてくれる名曲をもう一つ、歌劇の序曲です。現在演奏されるのはほとんど序曲です。歌劇の内容はメルヘンで、さらわれたお姫様を騎士が奪還するという、まあ言ってみればスーパーマリオブラザーズみたいな話です。序曲を聴いただけでハッピーエンドがわかるというもの。

実のところ曲はもう何度も何度も聞いていたのですが、ストーリーはWikiで今回調べてみて初めて知りました。もっと庶民的な話かと思い込んでいました。でもそんなことはどうでもいいや、という気分です。いや、もしかすると序曲がこれだけノリノリだから本編もきっと素晴らしいのでしょう。個人的にオペラはあまり聴かないのでスルーしてしまうと思いますが。

試聴機の演奏が超名演奏だと思うのですが(ムラヴィンスキーとしても超高速)、スカッとします。このところ自分の選曲をみていると、何かもやもやしていることがあるみたいですね!

音楽の内容は比較的単純な構成で大きな区分が二度繰り返されるもの。ただし調はところどころで変わります。それと、一部長調だったところが短調に変わったりといった具合で、リズムや音型はそのままです。

出だしから威勢の良いリズムが叩きつけられ、弦楽器が高速の音階でそれに応じます。次いでメインテーマがヴァイオリンで元気よく鳴らされます。ティンパニも活躍し、続いておおらかな第二主題が登場します。このあと少し静まったかなと感じられますが、木管楽器のあまり大きくない音で何度か橋渡しの音型が演奏されます。そのあと再びメインテーマに戻ります。

繰り返される第二主題は転調しています。ここから一気にフィナーレへと突入していくのですが、冒頭のテーマとティンパニの応酬のなか、これ以上ないという盛り上がりを見せて曲は閉じられます。

実は試聴機の演奏(ムラヴィンスキーとレニングラード・フィル)が名演だと思うのですが、さて今はどんなCDが手に入るでしょうか?

【SACDハイブリッド】 リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲~ロシア名曲集 エフゲニー・スヴェトラーノフ 、 ロシア国立交響楽団 ¥3,456
珍しく一択になりました。今現在、新品で入手可能なもので魅力的なものはこれくらいかと。間違いなし。

でも中古でもいいからという貴兄に、「聞かぬは一生の損」と評論された一枚を。


ルスランとリュドミラ~超絶の管弦楽名曲集 他 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団  \3,000より
中古なのに酷く値が張るのが玉に瑕ですが、この一枚でかなり吹っ切れるに違いありません。

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